山仕事手伝い 将来を考えた 12/17 高2
  
投稿人の家には山があるらしく、投稿人が生まれた時に、祖父母、父親がヒノキを植えた
    と言う話を聞き、興味を持った投稿人は祖父母の山仕事を手伝いに初めて山に行ったのだ
    そうだ。木の間に生えている草を刈る作業をしながら、ふと考える投稿人。

     「なんでこんなことをしているのだろう。明日はテストなのに。自分はな
   んて優しい孫なんだろう

    素直だなあ、君は。こういうことは思っててもなかなか書けないぞ。しかもこの「ちまた」で公
    開するとは。
     まあ、本人は一瞬そう考えたが、すぐに考え直し、「優しいのはじいちゃん、ばあちゃんだっ
    たのだ」と書いてはいるが。
     そして、更に、投稿人は「もしかして、僕が後継ぎをすると思っているのかなぁ・・」と心配して
   もいる。

     「でも、僕には農業よりもやりたいことがあるんだ。大学に行って学んでみ
   たいことがあるんだ。みんなの役に立つ仕事がしてみたいんだ。だから、こ
   れから手伝いができるかどうか分かりません。」

    これは、じいちゃんとばあちゃんに言っているのか?そこまで気持ちが決まっているのなら、
    こんなとこで呟いていないでさっさと言っておいた方がいいぞ、投稿人。もしかしたら今頃、二
    人でお茶でもすすりながら
     「いい孫を持ちましたねえ、おじいさん」「そうだのう」「この仕事をしてくれるつもりなのかねえ
    」「あの子もそういう年頃なんだろう」
     なんて会話がされていたらどうする。だから、気まぐれにそうやって山に行った時に、頃合を
    見て「僕も来年は受験だから今のうちしか来れないけど」とかほのめかしておけとあれほど言っ
    ておいたのに。
         言ってないか。そんなことは。

     お節料理の中の防腐剤管理望む 12/19 77才
     冬になり、肌の乾燥を気遣う投稿人は、油脂分を取るためにスーパーで買った生えびと野
    菜を混ぜて(早い話がかき揚げ)天ぷらにして食べるようにしているらしい。

     「この料理、簡単でウスターソースをかけてパリパリと賞味する。」   

     出た。ウスターソ−ス。年齢を見ると77才。十分ウスターソース世代である。
     私も小さい頃は、何でもウスターソースだった。天ぷらはもちろん、野菜炒め、焼き飯、など
     。
      しかし、いつの頃からか天ぷらは天つゆ(もしくは塩)がおいしいことを知り、野菜炒めも
     焼き飯もトリガラのだしが非常においしいことが分かり、それからはずっとウスターソースの
     存在を忘れていた。
      ところが。である。
      結婚し、数年経ったのち、ダンナの実家で食事をすることがあった。その時のメニューが
     天ぷらだったのだが、なんとソースをびしゃびしゃとかけているではないか。
      さすがに固まってしまった私。
      考えてみると、義父は70才。しかもこの二人、あまり外食をしないため、食文化が数十年も
     変わっていないのだ。聞けば、ギョーザにも鶏の唐揚げにもウスターソースを使っているらし
     い。野菜炒め、焼き飯はもちろん当たり前である。
      身内ながらがくぜんとしたらしいダンナは、せめてギョーザと唐揚げはポン酢で食べてく
     れと訴えていた。うなずくしかない私。
      後日、二人からの電話で感激の言葉が返ってきた。かなりおいしかったらしい。てか、今
     までがマズすぎるのだ。これが普通だ。
      それ以来、私はこの二人の食生活を密かに警戒するようになったのは言うまでもない。 
     義父は未だにゴハンにソースをかけて食べるらしいし。(涙)

     新しい年も何かチャレンジする 12/19 52才
  
今年の初め、何か新しいことを始めたいと思っていたはずの投稿人ではあったが、何もでき
    ず、ただ月日だけが過ぎていっていたらしい。よくあることだ。しかし、ふと部屋の隅の、娘が
    小さい頃弾いていたピアノに気づき、唐突に

     『そうだ、私の母は痴呆で死んだ。』ボケ防止にピアノを習おう。

    と思い立つ。あまりの突然のつぶやきに半ば唖然としながらも、先を読む。
     決めたら行動に移すのが異常に早い投稿人。早速3ケ月コースで自分を試す。
     右手だけ、左手だけ。毎日練習をして、とうとう短い曲が両手で弾けるようになる。すごいぞ、
     投稿人。

     『ああいい調子だ。格好いいよ』ピアノの前に姿勢を正して座ると気が引き
   締まる。この調子で加齢するとすてきなおばあさんになるね。」

    すごいなあ、自画自賛。このセリフは自分に言っているのだろうか。特に『 』内のセリフがた
    まらない。とりとめがなくて。おばあさんになるだろう、ではなく、なるね、と言っているのも、何
    だかなあ。まあ、とにかく頑張ってくれ。格好いいね。投稿人。

     動物がいると笑顔絶えない 12/19  中2
  
投稿人の家には、去年から家の中で飼い始めた犬がいるそうだ。家族中でこの犬を可愛が
     っている様子や、時々捨て犬、捨て猫を見かけて心を痛むような気持ちを投稿している。
      最後には、こう締めくくっている。

     「私は動物がいると、笑顔はなくならないと思います。」

    多分、こういう動物好きの人が平気で犬に鎖もつけずに散歩してしまうのだろうなあ。動物好
    きに悪い人はいないとよく言うが、それを言われると私は間違いなく極悪人だ。特に犬。どん
    なに小さい犬でも、「この犬はおとなしいよ」と言われる犬でも、ダメなのだ。飼い主に対して
    はおとなしくても、私に対しては分からないではないか。とすぐに屁理屈を言いたくなる。
     少なくとも、私は動物がいると笑えないぞ。落ち着かないし。しかし、動物嫌いに人権はな
    い。悲しいけれど。   

     備えあれば受験憂いなし  12/20   中3
  
受験生でもある投稿人。私立高校の受験も月末にあることから、本格的に受験生を実感
     する頃になったらしい。
      しかも、投稿人が目標としている高校はとてもレベルが高いらしく、担任の先生から三者
     面談で「もう少し頑張らないと」と言われ、落ち込んでいるのだそうだ。 
      そんな中、周りの友人はいつ頃から勉強し始めているのだろうかと考える投稿人。

     「ゴールデンウィーク、夏休み、その辺りからなんでしょうか。友達も勉強
   しているそぶりをひとつも見せません。実はしているのでしょうか。

    こんな疑問を持たなければならない状況が怖いな。その頃の私は、なぜ勉強をしているこ
    とを隠すのか、それが不思議で仕方がなかったことを思い出した。
     前にも書いたが、勉強をする=マジメ=カッコ悪いということになるからだろうか。
     テスト前に、「勉強なんてしてないよ〜」とか言うクラスメイトばかりだったはずなのに、本当
    に勉強をしていなかった私のクラスの順位が最後から2番目だった,という笑えない思い出が
    ある。笑うけどな。思いっきり。それから私は心に決めたのだ。こんな姑息なマネはやめよう、
    と。勉強した日は、「昨日頑張ったよ〜」と言うようにしたし、してない日は本当に「してない」
    と言った。まあ、おおむね「してない」という私に同調する人が多かったけれど。
     その割に、大して私の順序も変わらなかった、というのは本当に情けなかったなあ。(涙)
    それからだな。自分は勉強に向いていないんだな、と悟ったのは。忘れもしない。高1の秋
    であった・・・。  

    モラル喪失の落書きやめよう 12/26 44才
  
最近の、街中に見られる落書きに心苦しい気持ちになる、という投稿人。その落書きは
    殆どが未成年者だと言うことで、一言言いたいのだそうだ。

     「お父さんは給料アップもままならず、小遣いを減らされ、お母さんは
    時間を惜しんでパートに精を出す。両親とも毎日、頑張っている。それ
    はなぜか。我が子を一人前の大人にするためなのだ。それなのに、子供
    は夜な夜なスプレー缶を持って歩き回っている。悲しくないのか」と。

    若者側から見れば、多分「そんなこと言われてもなあ」だろう。「頼んだワケじゃないし」って
    ところか。投稿人も全く親一方だけの一言で、それが伝わるワケがないと思うが。
     両親とも頑張って働いているのは分かる。しかし、それは子供からすると関係がないのだ。
    それよりも、自分の方を向いて欲しいだろう。5分長く働くことを考えるよりも、その5分は子供
    のために使ってもいいと思うが。
     それにしても、確かに落書きが多いな。どうせスプレー缶使うなら、仕事として塗装してくれ
    ると嬉しいのだが。ウチの家の外壁もちょっと塗って欲しい部分があるし。ムリか。ヤツらは人が
    喜ぶことはしたくないしな。じゃあ、「この家の外壁に落書きしないで下さい。特に、壁の色と
    同じ色で塗らないで」と書いて家の前に張り紙でもしておけばどうか。
     そう言われるとしたくならないだろうか?(←本気)少なくとも私はなるな。あまのじゃくだし。

    孫娘に頼まれ子猫と同居生活 12/29    72才
     幼い頃から捨て猫を見ると放っておけず、何度も拾ってきては飼い主探しに苦労している
    という投稿人の孫娘。すでにその孫娘の家には猫2匹、犬1匹がいる状態でまたまた放って
    おけず、投稿人のところに泣きついてきたらしい。断りきれない投稿人。
     子猫ということもあり、まるで育児戦争のごとく、食事、排泄の世話、遊び相手にと奮闘して
    いるとのこと。
     この投稿人は「10年ぶりに一人ではないお正月を迎えることになり、毎日元気ももらってい
    ると書いてはいるのだが、甘いな、投稿人。
     この孫娘はまだまだ子猫を拾ってくるだろうな。「放っておけない」と言って・・・。
     私は簡単に「かわいそう」とか言う人をあまり信用しない。「放っておけない」と言って連れて
    帰ることで彼女の自己満足は満たされるだろう。だけど周りはたまったもんじゃないなあと
    思いながら読んでいたら、同じ誌面にこんな記事もあった。

     動物飼う人は責任を持って 12/29 中3
  
投稿人が帰ろうと学校の下駄箱に行くと、そこに捨て猫を抱いた生徒がいたのだそうだ。

     「学校につれて来たってしようがないのに」

    と思いながらその場を離れた投稿人。そうなのだ。しようがないのだ。このクールさ。同感で
    ある。
     更に、

     「捨てられた動物を見ると、すぐに飼いたい、かわいそうだからといった
   理由だけで家に連れて帰る人がいると思う。」

    オイオイ。言われてるぞ、孫娘。

     そして更に、「捨てられた動物を本当に飼えるのなら連れて帰るべきだ」とした上で、

     「しかし、中途半端な情けで連れて帰ったり、一時的にえさをやるのはや
    めてほしい。」

    とハッキリと書いている。最後に、「もちろん飼い始めたものは責任を持って育てることが一
    番いいことだ」とも締めくくってはいるが、さて、問題の孫娘。一体どのタイプなのだろう。
     それにしても面白い投稿である。思うに、「ちまた」側の意見は両方を評価したいのだろうな
    。感動好きの読者には孫娘の話、批評好きには中3の投稿人の話。
     この二つの投稿の選び方がまるで「ちまた」を代表しているようで、そちらの方に注目してし
    まった。もちろん、私は批評好きである。

    食材生かすすし 食文化の原点 12/29 71才
  
すし屋について、いろいろと考察する投稿人。敷居が高かったすし屋も、回転ずしのおか
    げで大衆化したこと、そして、手袋で握っている店もあれば機械を使用している店も。
     機械でのすしも、最初は衛生的に思えたが、通っているうちに作る人の心が伝わらない物
    足らなさを感じるようになったとか。
     板前さんの手職の指技は来客へのあいさつであり、受けた客もそれによって食欲を高揚さ
    せるのだ、と投稿人。そして最後の1文が粋だ。

     「職人は無口でいい。『ありがとう』は客が言えばいい。」

    くぅ〜っ。たまんないね。カッコいいね。江戸っ子だねえ。と思わず冷やかしたくなる一文で
    あった。

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