5年連用日記書き続けたい 1/21 59才
   
たびたび「ちまた」誌上にて「5年日記」のことが投稿されているのを見かけていた投稿
       人。自身は家計簿の余白にメモ書きするのを日記代わりにしていたそうだが、去年の暮
       れに投稿人の妹から、その「5年連用日記」を手渡され、喜びつつ書いているのだそうだ       。
       5年連用日記というのは、私も見たことはあるのだが確か1ページが縦に5つ(5年分)に
       区切ってあり、そのページを見れば同じ日の1〜5年前にどういうことを書いたのか1目瞭
       然になっており、また書く枠も小さいので無理なく続けられるというものだった。
       投稿人は

       「相変わらずの箇条書き。時々感情書きもします」

       などと何気にシャレを効かせているが、こんなものは後に出てくる文章に比べればあま
        り気にもならない。
       そして、1日の終わりに日記帳を広げると、青春時代を思い出してロマンチックな気持
        ちになる、という投稿人は、ある日の日記を一緒に紹介している。

       「○月×日 今日は墨彩画の初けいこで全員集合。先生から「メジロと
      椿」(はがき大)のお手本をいただく。折りしもメジロの死がいを持って
      きた人がいて、皆でよく観察ができた。例年のごとく喫茶店で先生を
      囲んでコーヒーを飲む」

       メッ。メジロの死がい。何で?どうしてそんなものを持っているのだろう。飼っていたのが
      死んでしまい、出かけついでに埋めてやろうともっていたのか。だとしたら、いくら課題
       がメジロでもなぜ皆に見せる必要がある?そしてまた、なぜ皆で観察をする?しかもその
      死がい、少なくとも投稿人にとっては「いいタイミング」のものだったようだ。文章が喜んで
      いる。そしてその後、普通に喫茶店で談笑。
       「○○さん助かったわあ」
         「ホント。あのメジロの死がいのおかげでいいのが書けたわ」
        などとおしゃべりしていたのだろうか。そしてそのメジロのゆくえは。
        投稿人は何ら気にしておらず、ある日の断片を紹介してくれたようだが、スゴすぎるぞ。
        しかも、「ロマンチック」とまで言わしめている。
        そのメジロの死がいがどのような状態だったのかもあまり考えたくもないのだが。 

      「 狂言の夕べ」に至福の時味わう 1/29 44才
  
町民会館で「狂言の夕べ」という催し物があり、そこに出かけた投稿人。出演者が豪華であ
     ったり、初心者向けに解説まであり至れり尽せりであったと言う。
      学生時代から約20年間、東京周辺に住んでいた投稿人は歌舞伎を中心に能・狂言・バ
     レエ・オペラの舞台を見に行くのが大好きだったとかで、他の出費を節約してまでせっせと通
     っていたそうで、どれだけ舞台を投稿人が好きだったのかよく分かる。
      そしてその舞台が終わっても胸にとどまる感動に浸り、明日への活力となったようだ。
      そんな舞台をどれだけ愛しているか語った後で

     「例によって昼間の疲れでうとうと。目が覚めると1番目の演目は、山場の
    酔う場面。」

    寝てるのか。しかも今日に限って、ではない。「例によって」だ。今まであれだけ切々と舞台
    好きを語っておきながら、それはアリなのか。目が覚めると1番目とはいえいきなり山場とは。
     せめて「最初からきちんと見ておきたいのですが、どうしても昼間の疲れでうとうととしてしまい
    ました」くらい書いて欲しかった。例によって、だもの。処置なし。

       100キロ不眠歩行毎年の恒例に 1/29 46才
  
まず、タイトルに驚くしかないだろう。100キロ?不眠?歩行??マークの嵐。1人24時間TV
     かい。と軽くツッコんでみた。
      内容はまさにタイトル通りで、「健康と気力充実を図るため」新春を歩く日を1月2日に実施
     したという投稿人。
      これはいきなりではなく、去年は60キロに挑戦したという。脚を引きずりながら、雪の中を
    家に辿り着いた感動がどうやら忘れられなかったらしい。というわけで今年は100キロに挑戦
    だ。
     しかし、この日は残念ながら64キロの地点であえなくリタイア。しかし負けず嫌い(多分)の
    投稿人、11日の夜に再度挑戦したという。
     そして、前回失敗した経験を生かしながら、

     「何度もしゃがんだり寝転んだりで31時間11分、不眠で100キロを歩き抜
   いた。毎年の恒例にしたい。

    そうかあ。恒例にしたいかあ。しかし、どうなんだろう。「健康と気力充実」。いや、気力充実
    には十分すぎるほどだが健康という面ではどうなのか。健康維持というよりはヘタをすれば死
    んでしまいそうな気がする。真冬だし。雪降ってるし。
     それに、「健康のため毎年100キロ不眠で歩いてます!」と聞かされたところで、素直に「わ
    あ、すごい!」と言ってやれない。「やってみようかな」と思う人もいないだろう。「そこまでせん
    でも・・・」と引いてしまうのがオチである。
     何なんだろうなあ、このチャレンジ精神。より高い山を目指す山男みたいなもんか。
     とにかく、やるのはいいが死ぬなよ、とだけ言っておきたい。

  厳しい消費税増ヤマバトと訴え 1/30 54才
  
畑で草取りをしている投稿人の耳に、あちこちからヤマバトの鳴き声が聞こえてきた。
     しばらく聞いていると、その鳴き声が投稿人には「かれんちゅうきゅう、かれんちゅうきゅう」と
     聞こえ始めたそうなのだが、

     「不思議なこともあるものだと思い、家に入って辞書を引いてみました。」

    私には鳥の鳴き声を自分の耳に聞こえてきたまま辞書をひこうと思う方がよっぽど不思議な
     ことなのだが。
     鳴き声を始め、音の聞こえ方には個人差がある。同じ鳴き声でも世界中では表わす言葉が
     全然違うのもそのせいなのだろう。
     しかし、「不思議なこともあるものだ」と思ったということは、投稿人はすでにその時点でそう
     いう言葉が存在することを知っていたのだろうか。だとしたらなぜ辞書で引く?意味を再確
     認したかったのだろうか。単語だけ知って意味を知らなかったとか。
      この辺りもよく分からないが、とにかくこの「かれんちゅうきゅう」、漢字で「苛斂誅求」と書く
     そうで、意味は税金をむごく取り立てることなのだそうだ。年明け早々、消費税増が囁かれ
     る中、投稿人はヤマバトとともに「かれんちゅうきゅう、かれんちゅうきゅう」と言い返してやり
     たいです。と締めくくる。
      苛斂誅求。私のこの普段は不可解な変換をするPCも一発で変換してしまったので驚い
     てしまった。
      どうせ言い返すなら「かれんちゅうきゅう」に「反対」だの「許すな!」だの一言つけ加えて
     おいた方がいいな。このままだと単語を連呼しているだけになるからなあ。     

 

                       

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