娘の留学前の「 ありがとう」 7/3 47才
   
書き出しから、突然である。

        「高校生をお持ちのお父さん、お母さん。あなたのお子さんに「○○
      高校に入学させてくれてありがとう」とか、「今まで育ててくれてありがと
      う」と言われたことがありますか。」

       と、投稿人。一体何が言いたいのか、と思いながら読んで行くと、投稿人の娘の話に
        なり、その娘がオーストラリア留学に出発する前に、親である投稿人に言った言葉な
        のだ、ということが分かった。
         ケンカ、売ってんのか? 
         娘から言われた自慢の言葉だったのだろう。それは文面だけで十分よくわかる。しか
        しこの書き出しはないだろう。
         普通の親なら普通にムカつくぞ、これは。しかも「ちまた」的にはトップバッターだ。
        書き方によっては「ええ話よのう」で終わるはずが、神経を逆撫でするだけになってし
        まった。
         余談だが、ウチの母親はこういう言葉を聞くと、すぐさま「育ててくれてありがとう、って
        言葉あるが。お母さん、あの言葉嫌い。親なんじゃから育てるのは当たり前なんじゃ」と
        噛みつくに違いない。その娘である私も、もちろん例外ではないけどね。

       親友できたら大切にしよう 7/3 高2
         出だしでいきなりケンカを売るパターン。前作だけではなかった。

        「『親友』とは何なんでしょうか。そんなに簡単にできるものでしょうか。
       1度に5人や10人もいるものでしょうか。」

       困ったなあ。いきなりそう言われても。大体、「親友が簡単にできる」なんて言ったことも
        ないし、ましてや「1度になんと5人〜10人も!!」なんて言った記憶もない。
         と、ついつい弁解したくなるほどの気迫が感じられる。投稿人にそう言った人でもいる
        のだろうか。だとしたら、投稿人は疑問の投げかけの場所を間違っているぞ。正しいと
        ころに返してもらいたい。
         この投稿人は、中学の時にいた「親友」を何かのきっかけで行き違いがあり、今でも
        メールはするものの、以前のようには話ができないのだそうだ。そのことで、親友がいか
        に大事だったかを思い知り、読者に「親友を大事にネッ☆」と呼びかけたいようなのだ
        が、その大切さに気づかなかった自分への苛立ちをそのまま冒頭にぶつけているもの
        だから始末に悪いのだ。
         一言、「・・・・と、自分自身に問い掛けてみた。あの頃の私に・・・」と情緒を織り交ぜ
        つつ書いてくれれば、それなりに「ええ話よのう」(またかい)と言える投稿になっていた
        かも知れないのになあ。
         しかし、今日の「ちまた」はこの二つの投稿のおかげで、ちょっと穏やかではなかった
        な。まあ、そう感じているのは私ぐらいかも知れないが・・・。
 

  悪徳商法対策 講義受け納得 7/8 73才
       先日、公民館主催で「悪徳商法」のことで消費生活センターの人の講義があり、よい勉
      強になった、という投稿人。
       投稿にもその時の話の内容を一部紹介し、確かに勉強になったようである。よいことだ。
      そして、同センターから渡された1枚の紙。

       「『いつも笑顔でいたいから』というリーフレットが発行され」

      曖昧なタイトルだな。
       「いつも笑顔でいたいから」
        悪徳商法に気をつけて、いつも笑顔でいましょうネッ。
       ということか。では、悪徳商法にさえ気をつけたら、いつも笑顔でいられるのか?
       NOだろう。
        このタイトルなら、きっとどんな資料のタイトルでもOKだぞ。これじゃあ肝心の「悪徳商
      法」にオブラートがかかっていて、分かりにくいではないか。
       「ハンコ押す前に考えて!」とか「そんなウマイ話はないよ!」とかもっと分かりやすい
      タイトルにしたほうがいいと思うが。
       まあ、どちらにしても、この商法にかかってしまう人は、「騙されたい」と少なからず思っ
      ている人が多いんじゃないかと思うんだけど。でまた、引っかかる人は何度もひっかかる。
      これも世の常。

      真心と元気を入院でもらう 7/8 54才
  
 昨年4月から11月まで、長い入院生活をしていたという投稿人。その間、いろいろな人に
      助けられ、病院でも逆に元気をもらって退院したとか。しかし、仕事もやめることにしたそう
      で、これからの生活を大切にする、という意思表明をして、それはそれで前向きでいいの
      だが、その書き出しを。

       「私は病気ですがとても元気です。」

     どっちやねん。
      意味は分かるが思わずツッコミたくなる一文である。
       せめて「元気です」の前に「気持ちは」といれて欲しいところだ。
      余談だが、同時に思い出したことがある。私のよく行くサイト「2ちゃんねる」の「オークショ
     ン」についての掲示板で、「ヘンな出品物」とかがよく晒されているのだが、その中の一つ
     に、「説明文が変」なので晒されていた出品者がいた。そこのURLに飛ぶと、

       「汚いですが綺麗です。」

     という一文があった。これこそ真の「どっちやねん」である。さて、これは落札されたのだ
     ろうか・・・。
 

  野菜のゆで汁 除草剤に利用 7/9 61才
   
雨の多いこの季節、肝心の花は枯れ、いくらでも生えてくる雑草に悩まされている投
      稿人。そこで、除草剤の代わりにそうめんや冷麦、枝豆、トウモロコシのゆで汁を捨てず
      に庭の草にかけているのだそうだ。そうすると雑草の種まで枯らしてしまうそうで、草の生
      え方が違うのだとか。その他に、ナメクジがコーヒーを嫌う、というのを聞き、コーヒーのか
      すなども蒔いているのだとか。まさに「地球にやさしい」除草剤である。そして、最後に、

      「ゆで汁はやけどをしないよう十分気をつけています。」

      いや、それはいいんだけど。てか、自分のことじゃなく、せっかくこうやって投稿してい
      るのだから、読者に向かって「気をつけて下さいね」と言うべきだろう。自分のことを真っ先
      に言ってどうする。投稿人についてそこまで心配はしていなかったので、慌てて心配して
      しまったではないか。心配しなかった自分を反省したとゆーか。
       投稿人は無用な心配をさせないようにお願いしたい。

  痴ほう防止に「  滴一滴」暗唱 7/9 85才
  
高齢化社会の昨今、寝たきりや痴ほうの話を聞くと肩身の狭い思いがするという投稿人。
     なんとかこれらを防ぐ方法を考えた末、歩くことにしたと言う。更に、山陽新聞の一面の隅
     に毎日掲載されるコラムの「滴一滴」。これを暗唱することにしたのだそうだ。その暗唱の
     内容は、「太陽は50億年前に生まれた」だの「世界で1番高い山のエベレストは8840メ
     ートル」だの、この際参考書の方が覚えやすいのではないか、と思えるような内容なのだ
     が、投稿人は覚えるのが「素晴らしく楽しい」とのこと。そして、最後の1文。

      「頭の体操にもなりました。」

     もう終わりか。過去形で語ってどうする。痴ほうを防ごうと本気で考えていたのではない
     のか?せめて、
      「頭の体操にもなり、おすすめです。」と書いて欲しかったが。
      「なりました」じゃなあ。報告されてもな。
 

  捨てられない思い出の宝物 7/10 36才
  
「どうしても捨てられない、そんなものが私にはたくさんあります。」との書き出しで、次々と
     挙げられる宝物。

     「小学生の時に集めていた仮面ライダーとロボコンのカード、百枚以上あるメンコ。」

     これはいい。まだ分かる。しかし、

     「小学校で初めて使ったノート。中一で初めて百点を取った答案用紙。
    中学校、高校の時の生徒手帳や校章・学年章などのバッジ類。宿泊学
    習や修学旅行のしおり。先生と毎日やりとりをした連絡ノート。(以下略)」

    あまりにも堂々と、しかも分かりやすく書かれているため、ツッコむことをためらったほどだ。
    しかし、これにツッコまないでどうする、という妙な正義感から、こうして取り上げてみた。
     こんなもんまでわざわざ取っていられる投稿人の部屋や物置は一体どうなっているのだろ
    う。と心配するほどだ。
     投稿人自身も、
      「思い出は心の中に、ではなく現物を置いておくタイプなので」と分析している。しかも、
     3LDKのマンション暮らしということで、家族の困惑ぶりも目に浮かぶようである。
     果たして、この思い出の品々を開けて見ることがあるのだろうか。私は全く逆のタイプで、
    特にこういったものは今まで捨ててきたので、余計に真意がわからない。中学・高校生活の
    中で一番点数が良かった英語の答案用紙の95点は、今も心の中にあるが。(最低点の8点
    (高2・商法)も心の中に生き続けていることも付け加えておく。)

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