思い出できた夏のキャンプ  10/16  小5
  
投稿人は、夏休みの初めにキャンプに行ったのだそうだ。その中でもご飯を作るのが難しか
     ったとか。

     「それは、ご飯作りは友達の協力がかぎになるからです。」

    かぎ。ここでこんな風に使われるとは思わなかったのでちょっとビックリした。いや、別に使い
    方間違ってないんだが。なんだろう、この違和感は。

     そんな中、投稿人は、

     「ご飯を炊く火を強くしたり、弱くしたりしていくうちに、りっぱな「友達」とい
   う名の宝石
が、次から次へとどんどん生まれていきました。」

     素晴らしいじゃないか。友達という名の宝石。なかなかこんな表現はできないぞ。これでさっ
    きの居心地の悪さはいっぺんに吹き飛んでしまったようだ。メルヘンだなあ。
     しかし、この後投稿人は「ほかの人たちもきっと同じことを思っていたにちがいありません。」と
    書いてあるが、それはないと思うぞ。友達になっていく過程はみんな感じてたと思うけどな。  

     母親のような忙しい仕事大変  10/21 高1
      投稿人の母は小学校の先生をしているのだとか。小さい頃は投稿人も母親のような仕事を
    してみたいと思っていたそうなのだが、あまりにも忙しそうな母親を見て、だんだんしたくなくな
    ったらしい。それどころか、

     「私は将来、あまり忙しくない安定的な仕事について、できるだけ苦労をし
   たくないと思います。」

    なんてことを投稿するようになってしまったのだ。果たしてそんな忙しくなくて安定的で苦労を
    しなくていい仕事があるのだろうか。こんな風に堂々と、図々しく書かれた意見はあまり見たこと
    がないのでムカつくより先に考えてしまった。しばらく考えて、やめた。あるわけがないのだ。
     基本的に「仕事」と「苦労」は表裏一体。仕事で苦労したくなければその寸前で辞めることだ
    。でもそれは「安定的」ではない。
     投稿人自身も自分のこの考えについては「人と少し変わっているかも」と書いてはいるが、そ
    うではない。みんな、できるならそうやって生きていきたいと思っているはずだ。(個人的に私は
    それじゃちょっと物足りないが)しかし、そんなことはありえないと皆分かっているのでいちいち
    口にしないだけだと思うが。そして最後に、

     「私は今、そのために何もかも頑張りたいと思います。そして、楽しい人生
   を送れるようにしたいです。」

    そうかあ。そのためには何もかも頑張れるかあ・・・・。しかし何を頑張るのか。勉強か。勉強し
    ていい大学に入って、いい会社か?しかし大手は今や安定しているとは言えまい。じゃあ公務
    員か。公務員は確かに安定してはいるがその条件をすべて満たすことはないだろう。楽しい人
    生イコール楽をすることではないことを、そのうち分かる時がくると思うが。まだ高1だしな。

   わずかな油断大事故のもと   10/21 28才
  
投稿人が車で帰宅途中に遮断機が降りかけている踏切の前で停車した時に、すごいスピー
    ドで1台の自転車が踏切内に入り、あっと思ったときには遮断機が降りてしまったそうだ。自転
    車の人は、かなり慌てた様子で遮断機をくぐろうとしていたが、うまくくぐれず、自転車が倒れ
    てしまったのだそうだ。そして、

     「しばらくすると上りの線路を減速した電車が通過して行きました。」

    おいおい。で、自転車の人はどうなったんだ。この後、車の時には守る交通ルールをつい自
    転車の時は守らなかったりするだとか、わずかな油断が大事故や大ケガにつながるのだとか
    そんなことに終始していて、肝心の自転車が倒れた後のことが何も書かれていないのだ。こう
    いう尻すぼみ的投稿は「ちまた」によくありがちなのだが、気になる。一言「幸いにも無事に通
    り抜けられ」とかなんとか書いてくれてたらこんなにやきもき(そんなにしてないけど)しなくて
    済むんだがなあ。もしかしたら自転車が倒れたイコール倒して抜け出したと言う意味も含んで
    いるのだろうか、などと考えたりして。まあ、「自転車とその持ち主は秋の空に消えて行きまし
    た」じゃヤだけど。

    耳不自由な患者治療風景に感動 10/22 73才
     投稿人が歯医者に治療に行った時のこと。投稿人の隣の治療台に座っている男の子(投稿
    人はこの人のことを「お兄ちゃん」と呼んでいるが年齢は不明。一応男の子にしておく。73才
    の言う「お兄ちゃん」はすでにオヤジかもしれないが・・・)
    が治療にかかるらしく、先生がミニ黒板を持って来て、文字を書いてそれを読み始めたのだそ
    うだ。どうやら耳の不自由な患者さんらしい。そして、治療をしては黒板で伝えを繰り返し、そ
    の丁寧で手厚い治療に投稿人はいたく感動したのだそうだ。そして、耳の不自由な人の手
    当てを初めて見て、自分の幸せを改めて教えられたと書いている。
     そして、最後に、

     「お兄ちゃん早く全治してください。”ありがとう”。」

    う〜ん。なんなんだろう。この最後の「ありがとう」は。まあ、文章をマトモに読めば『感動をあり
    がとう』的な意味合いなんだろうが・・・。それならば素直に「大切なことに気づかせてくれてあ
    りがとう」と書いた方がいいと思うぞ。最後の「ありがとう」をコンマなんかで区切ってしまったせい
    で、自分が言った「早く完治してください。」の言葉に、想定されるお兄ちゃんからの返事を自
    ら勝手に言っているようだ。この1文を読んで吉本新喜劇の桑原靖男のお婆さんが人の家を訪
    ねた時に一人で会話する「ごめん下さい」「どうぞお上がり下さい」「ありがとう」を思い出してし
    まった。しかし、お兄ちゃん。いくつ?

   「 非常識」の中の真実見極めたい10/22 会社員
  
投稿人が言うには、「常識」は大切だが、これにばかり目を向けると「非常識」を受け入れる
    ことができなくなり、視野が狭くなると言う。自分はそんな視野の狭い常識人にはなりたくない
    と投稿している。
     例に挙げているのは、まず「不登校」。今でこそ認められてきているが、昔は学校に行くこと
    が常識、行かない人間は非常識という風潮で、常識を重んじる人たちは非常識に冷ややか
    な目を向け、その非常識のウラにある苦しみを見ようとも考えようともしないで、ただ非常識と
    しかみなさなかったと批判している。そして、常識について、

     「『常識』はその時々の時代や人によってつくりあげられるもので、常識こ
   そすべてではない。常識に振り回されない、非常識の中にある真実を見極
   められる人間になりたい。」

    こんなことを言っているから、今のように常識・非常識の境目が曖昧になってきているんじゃな
    いか?ただ単にそう言って嫌われたくないだけで常識外の人を批判する人が少なくなったよう
    な気がするのだが。
     私はやっぱり、学校に行くのが常識だと思う。だけど、学校に行かないイコール非常識には
    ならないだろう。学校に行ってるだけで授業もまともに受けられないのは非常識だとは思うが。
     常識は常識として昔から変わってはいないと思っている。ただそれを振りかざす人が少なく
    なっているだけで。
     それと、投稿人の言う非常識のウラの苦しみ、というヤツだが、これに重点を向けすぎることこ
    そどうかと思う。それを理解している上で、常識は常識だと言うべきだろう。ハッキリとそれを伝
    えるのは難しいけれど・・・。それでも、私は見誤りたくないと思っている。
     最後に、投稿人は非常識の例で「不登校」の他に「ハンセン病」も挙げているが、それは全
    然問題が違うぞ。ハンセン病患者は非常識だから差別を受けていたわけではないのだ。投稿
    人、すでに混乱しているとみた。

     朝から昼まで交代で公園掃除  10/24 73才
  
投稿人は交代で朝7時頃から昼までの5時間、公園の掃除をしているそうだ。毎朝5時間も
    の長い間掃除ができる公園があるのか、というカンジだが、とにかくごみかごの中のごみの分
    別までやっているようだ。処罰規定のある不法投棄の立て札があったが、いつのまにかなくな
    っていたりするらしい。投棄するのに立て札は目障りになったのか、と考える投稿人。

     「週2回のごみの収集があるのだから協力してもらえないかしら。」

    実際に投棄した人が立て札を抜いたとしたならば、そんなことができるヤツにこんな当たり
    前のことを願ってもムリだろう。私なら投棄されたゴミより立て札の行方が気になるな。なくなっ
    たってことは持ち帰ったということか?普通にゴミさえ捨てられない張本人がその立て札をど
    うするというのだろう。ごみの日に捨ててたりして。まさかなあ。
     それと、スコップを片手に公園内を散歩しながら犬のフンを埋めていく老人を最近見かけな
    いことも気にしている。最後につぶやく投稿人。

     「別の公園を散歩しているのかしら、スコップを持って・・・・。」

    この老人は、投稿人にとっては助かる人なのか、迷惑な人なのか。それがよくわからない。よ
    く犬の散歩中のフンの始末の話の中で、スコップだけ持ってフンを持ち帰らない人のことはあ
    まりよく言われてなかったと思うのだが。ちなみに、「〜かしら」という言いまわしの多い投稿人
    は男性である。哲夫だし。

     思いやり持ち授業を進めて  10/24  中1
     投稿人は英語の授業で先生にあてられて、スペルが分からなかった時、その先生はバカに
    したように「○○も分からんのん、笑われるで!」と言われたとか。投稿人は

     「教育者がこれでいいのかなと思い、僕は学校から帰って机に向かい、ペ
   ンをとらずにはいられなかった。」

    のだそうだ。投稿人いわく、入学してからどの先生もおもしろく、授業も楽しく受けられ、部活
    でも頑張って汗を流している今、目の前がまっくらになったのだそうだ。友達の前で恥をかかさ
    れたという思いしか残っていない、とも書かれている。更に、

     「もう少し、ぼくたちのことを考え、(中略)高校に気持ちよく送り出して欲し
   いものです。」

    この投稿人、いつもどんな授業が受けられているのだろう。おもしろい先生かあ。一人一人
    が傷つかないように、そんなことを考えながら授業はできないだろう。いくら何でも。大体、同じ
    言葉でもそれぞれ受け止め方が違うもんだし。そういう理不尽なことを言われながら、傷つく気
    持ちや傷つけられることを知るもんだ。そしてそれは、できるだけ早い方がいい。だから投稿人
    は結構大事なことをこの先生に教えてもらったのだ。誰も無傷では生きていけないからな。

     県立森林公園のマユミを堪能 10/25 67才
     マユミって何だろう。多分、樹木の一種だと思うが、何の説明もされていないので詳しくは分
    からない。せっかくこんな紛らわしい名前がついているのだから、投稿人はくだらないダジャレ
    でも持ち出してマユミの説明をするべきだった。
     というわけで、あえて「マユミ」をそのまま人名と想像して楽しむことにした。

     「県立森林公園のマユミが真っ赤な実をつけていると聞き」

    「それぞれに光を受けて輝くマユミは、まるで春の花見と見まがうほどであ
   る。」
   

     「ピンクに光輝くマユミを心ゆくまで堪能し、帰路に就いた。」

    何者だろう。マユミ。森林公園のどこで寝起きしてるのか。ゴハンは食べてるのだろうか。
     朝晩は冷えるぞ。風邪には気をつけろよ。今年の風邪は長引くからな。毎年言ってるが。

    自分の道だから後悔せぬように 10/25  31才
  
これは、去る10/21の「母親のような忙しい仕事大変」に対する投稿である。
     忙しすぎる毎日を送る母親を見て、「あまり忙しくない安定的な仕事について、できるだけ苦
    労をしたくない。楽しい人生を送りたい。」
     と言った高1の投稿人に対し、この投稿人は昔の自分と重ね合わせたのだそうだ。
     十数年前、成り行き上仕方なく教師になるべく大学に通っていた頃、小学校の教師をして
    いた投稿人の姉が結婚し、出産したとか。そして、毎日忙しく働く姉を見るにつけ、「私には
    無理だ」と思ったのだそうだ。そして、結局投稿人は一般企業に就職後、今は専業主婦とな
    り今に至っているらしい。そして、相も変わらず忙しそうにしていて、いつもイライラしている姉
    を見て、自分には今の生活が合っていたのだと納得している、と書かれている。
     だから、最後に、10/21の投稿人に対し、

     「自分が選ぶ自分の道だから、将来、後悔だけはしないように楽しい人生
   を送ってほしいと思います。」

    思いっきりエールを送っているなあ。最後の最後まで、「人生そんなに甘くないよ」的な戒め
    の言葉を期待していたのだが。それに、忙しいイコール楽しくない・辛い・ってのは違うんだ
    けどな。忙しくないと何かやるべきことを忘れているような、落ち着かなかったりするようなワー
    カ・ホリックみたいな人もいるし。端から見てそのお姉さんは楽しくなさそうに見えても本人に
    はそれが幸せなのかもしれない。
     それと、後悔はしないように、ともあるが人生どっからでもやり直しできるしな。最後につじつ
    まが合えばそれでいいんじゃないか?・・・と思うが。  

     美食家の知人に岡山の味覚送る 10/27  45才
  
投稿人は、田舎から送られてきたサツマイモとブドウを、神戸の知人に送ることにしたとか。
    このブドウについて、

     「種がなく薄い果皮ごとつるりと粒のまま食べられる新作「桃太郎ブドウ」。」

     新作なのに「桃太郎ブドウ」。しかも、たった6文字に「桃」と「ブドウ」が混在している、この
    節操のなさ。いくら岡山で連想されるのが「桃」「桃太郎」「マスカット」の単語3点セットしか
    ないとはいえ、あまりにも安易ではないか。これでいいのか、農家の方。新作だぞ。このブド
    ウが開発されるまでに血のにじむような努力があったことだろう。それなのにやっぱり「桃太
    郎」と名づけられるしかないのか。
     それはさておき、この知人から後日お礼の電話あり、ブドウ談義に花が咲いたのだそうだ。
    この愛すべき「桃太郎ブドウ」のアレンジ。ケーキのトッピングやフルーツポンチ、そして、

     「『桃太郎ぶどうインゼリー』なんていうのもいいかもしれない。」

    桃太郎ぶどうインゼリー・・・・。なぜいきなり「インゼリー」なのか。「ゼリーに入れてもいいか
    も」でいいではないか。
     それにしても、本当に岡山にはネーミングのセンスがないと実感した投稿でもあった。誰が
    決めているのだ。一体・・・。

     引っこししてさびしい気に  10/27   中2
  
初めて引っ越しを経験した投稿人。以前は祖父母と同居していたらしいのだが、一人部
    屋も欲しいし、今の家では狭すぎると言うことで、

     「父母、姉妹3人は近くに家を建てて住んでいます。」

    不可解な文章である。父母、姉妹はいいのだが投稿人自身はどうしているのだ。まさか中2
    にしてすでに独立したのか・・・。と思いきや、読んでみるとこの姉妹3人に自分が含まれてい
    ることが分かった。ビックリさせるなよ。
     この場合は、「父母、そして私達姉妹3人は祖父母の近くに家を建てて住むことになりまし
    た。」とまで書いてくれないと分からないぞ。あ〜、ビックリした。  

     体罰なしの先生 今も懐かしい 10/30 71才
  
まずは、書き出しから。

     「私が小四の時の事件である。」

    出たか、妖怪。てなとこである。71才の投稿人。いい年して「小四の時の事件?みたいな」は
    ないだろう。みたいなは言ってないか。しかし、この会話を一番使っているのはウチの母の世
    代(50〜60才)だと思っているのだが、この世代でも浸透しているということなのだろうか。
     それにしても見事に市民権を得てしまったなあ。半疑問形。本人が一番驚いているかも知れ
    ないな。 
     これを多用する人の会話を聞くことがあるが、スゴイことになっているからな。この投稿を例に
    とると、

     「私が小四?の時の事件?なんだけど、戦時中?は本?も少なくって?本好き?同士の
    貸し借り?が主で(後略)」  

    これに「みたいな」だの「カンジ」だの「の方」だの最近のボカシ言葉が加わると更にすごくな
    る。

    「私が小四?の時の事件?なんだけど、戦時中?は本の方も少ないってカンジで、本の方
    が好き、みたいな同士系の貸し借り?の方が主、みたいな(後略)」

     ワケがわからない。
     でも、この会話は日常でも使われているのだ。

     ちなみに、ここ最近、新聞でもこういう半疑問形の見出しを、見つけていた。しかし、自分の
    中でそれを認めたくなくて無視していたのだが、こんな投稿を見つけたことと、今日もそんな
    見出しがあったので取り上げることにした。

     「岡山で火災 男性?が死亡」

    なぜ見出しが半疑問形なのだ。「岡山で火災 男性が死亡か」でいいではないか。
    そのうち、

     「岡山?で火災? 男性?が死亡?」

    というような、新聞の見出し全ての名詞に?がついたらどうしよう。?のオンパレード。そんな
    新聞はいやだ。  

     厳しく頑張るのが真の友達 10/31  高2
  
この見出しを読んだ時、意味がよく分からなかった。誰かの真の友達になろうと思ったら、自
    分に厳しく頑張るべきだ、と言う意味かとも思ったが、イマイチピンと来なかった。しかし、投稿
    人は別にそんなことを書いている訳ではなく、自分の友人を例に取り、『笑っているだけが本
    当の友達ではないと思う』と書いているだけなのだ。そして、高校生活を振り返り、悔いのな
    いようにやっていきたい、と締めくくっている。そして、最後に一言

     「自分に厳しく頑張っていきたい。」

    これか。この見出しの元は。確かに、「本当の友達」、「厳しく頑張りたい」と言うことを投稿人
    は書いているが、この二つをつなげて見出しにすることはないだろう。大体、見出し自体意味
    不明ではないか。この投稿の見出し、そんなにつけにくいか?なら私がつけようではないか。
    (横柄)

     「真の友達と厳しく頑張る」

    逆さまにしただけだが。この方がまだ意味が通じると思うけど、どう?

      

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