記事が書けるマスコミ志望 10/2 学生
この投稿人は、タイトル通りマスコミで文章を書く仕事をしたいと思っているらしい。この投
稿の書き出し文はそれを意識しているのか?と思わせられた。
「私には壁がある。就職という名の壁がある。」
こういう書き出しは珍しかったので思わず取り上げてしまった。しかし、こういう仕事に就きた
いと思う理由なのだが、
「どうして入りたいのか分からない。自分ではうまいと思わないが、文章を
書くのが割と好き、なんていう、とても不純な動機だ。」
おいおい。曖昧すぎないか、投稿人。それに、不純な動機というより不可解な動機だろう。
この場合の不純な動機というのは、やっぱりマスコミ関係ということで「誰々に取材したい!」と
か挙句の果てはその取材をきっかけに「付き合ってみたい」とか「結婚したい」とか「子供が欲
しい」とかそういう理由が不純というのだ。
それにしても、「割と好き」じゃ仕事にならないと思うが・・・・。
夫早死にさせる10ケ条に感謝 10/2 48才
投稿人は、ある日、投稿人の夫から1枚の紙を渡されたのだそうだ。この時の会話で 夫 「
読んどけ、ギョギョッじゃぞ」見るとショッキングな文字が目に飛び込み、私もたちまちギョギョ
ギョッ。なんて脱力感溢れる文章もあったのだが多くは触れまい。しかし「ギョギョッじゃぞ。」
言いにくいな。ギョギョギョッ。
その10ケ条は、まあ想像通り、食生活や酒、タバコのことを戒めているわけなのだが、とにか
くこの投稿人はこの紙を目につきやすいところに貼り、そして「砂糖の量は減り、塩分の少な
いみそ汁にも慣れてきた」とのこと。てっきり、「皆さんもダンナ様を早死にさせることのないよう
、やってみたらいかがですか?」なんていう文が続くのかと思いきや、
「おかげで夫婦ともスマートな体型が保たれ、」
早えーな。そもそもこの紙を渡されたのはいつのことなのか。砂糖や塩分を減らしたり、という
地道な方法は目に見えて出てくるのは結構長いことかかるはずだ。例えば1年前なら1年前
と書いておいて欲しいところだ。展開の仕方がまるでお昼のテレビショッピングではないか。
CMに出ている利用者役、近年まれに見る棒読みぶりだし。どこかで募集でもしているのだ
ろうか。劇団関係かな。それにしてはヘタすぎるか。
謎だ・・・。
秋の植物にこころも幸せ 10/7 61才
秋が好きだという投稿人は秋の空、果物、花についての想いを綴っている。これだけなら
よくある投稿なのだが、最後のシメの部分が印象的だった。それが投稿人の狙いなら思い
切りハメられた訳だが、まあいいか。
「(前略)しんの強さを感じさせてくれます。こころ幸せ、秋ですね、秋で
すね。」
美容師への夢 勉強し実現を 10/7 高1
前にもこんな感想を持った投稿文があったが、本当にこれは高1が書いた文章なのか?
そう思った部分を全て挙げてみたい。まず、書き出しからすでにそれは始まっていた。
「高校になってもう半年になります。」
お分かりだろう。「高校になって」はあくまで喋る時に使う口語文。この場合は「高校生にな
って」とするべき。
「私は中学校時代は高校卒業できればいいと思っていて」
これも、同じ。「アタシ、高校卒業できたらいいやって思って〜」という「高校卒業」をそのまま
ここに持って来てはイケナイ。この場合は「高校を卒業」でしょ。
「私は前から人の髪をいらうのが好きだったので」
「ちまた」ならではだなあ。(苦笑)思いっきり岡山弁じゃないか。「いらう」は「触る」の意。こ
んなところで使うもんじゃないと誰か教えてやってくれ。
「お客さんがしたいと言っている髪がたにしないといけないから」
小学生かい。髪形なら「髪」の方が難しいぞ。どう考えても。「髪型」か「髪形」のどちらか分か
らなければこんな風に中途半端にしてはいけない。もちろん、「かみがた」とひらがなにしても
いけない。アホ扱いされるのがオチである。この場合、「ヘアースタイル」とすると無難。
「1回美容師のバイトに行きました。とてもつかれたけど、1日中いて楽しか
った。」
ああああ。やっぱり出てしまったか・・・・。こういう文章を書く投稿人だ。もしや、と思い内心ヒヤ
ヒヤしていたら思った通りだった。ですます調とナントカだった、の混合。実は私はコレが一番
気になるのだ。
次で最後。ホッとしている人も多いだろう。私もホッとしている。
「そして、いろいろやらしてもらって」
これも書き出しと同じ。「やらして」じゃなくて「やらせて」なのだ。そんなこと急に言われても。
今日ちょっとアブナイ日なんだよねえ。・・・暴走してしまった。すまん。つい。
子や孫以外にも声援を送ろう 10/8 63才
投稿人の孫の通う小学校の運動会についての投稿だ。父兄の拍手や声援が少ないこと
に物足りなさを感じたのだそうだ。自分の子や孫の出番だけ手を叩いているのではないか、
あるいは叩く音が秋空に吸い込まれているようにも感じたらしい。更に、
「自分の出番が来ると応援の手を止め、見事な早業で変身する、まるで
忍者のように見えた。」
この1文が意味不明なのだ。何を忍者に例えたのか。なぜここで忍者が出てくるのか。いや、
何より「自分の出番が来ると応援の手を止め」。これが分からない。父兄のことか?
確かに、父兄が参加する競技もあるだろう。しかし、いくら何でも自分の出番が来たら応援は
しないだろう。まさか投稿人は自ら走りながら他の人に向かって応援しろとでも言うのか。変だ
ぞ。これは。見てみたい気もするけどなあ。
一粒の米でも大切にしよう 10/8 中2
投稿人、中2にしては立派な意見なのだ。そのたった一粒のお米を大切に食べる人は、食
べ物以外のものでも大切にしている人だ。何事もいいかげんにせず、きちんと最後までできる
人だと言い切っている。その正否はどうであれ、すごいではないか。中2だぞ、中2。しかし、そ
んな投稿人も書き出しはこうだ。
「私が思う『いい人』とは、『ご飯のお米を最後の一粒まできちんと食べる人
』です。」
「いい人」かあ。それはいい人でいいのか。そもそもいい人の定義って何だろう。優しいとか気
配りができるとか、そういうのを「いい人」というんじゃないのか。この場合はせめて「尊敬できる
人」にしてほしい。「あの人いい人なんだよ」「なんで」「ご飯を一粒残らず食べてるの見ちゃっ
たんだ〜」「へえ。いい人じゃん」って会話を想像してみたが、やっぱズレてない?
楽しい音楽が自分の支え 10/8 中3
音楽が好きだという投稿人は、音楽を聴いて元気になったり癒されたりすることがあるのだそ
うだ。中でも、悩みがあって、それを支えてくれているのが音楽なのだとか。
「曲を聴いて解決しない場合もありますが」
それは解決しないだろう・・・。いや、投稿人は「しない場合もある」と書いてあるな。てことは
解決したことがあるのか。♪そんな君に〜どうしたらいいかと言うと〜♪なんて解決しちゃうほど
のメッセージが含まれていたというのか。
解決するきっかけになるヒントをもらったり、そういうことはあるだろう。しかしなあ・・・。(私自身
メッセージソングがあまり好きではないのでつい過剰に反応してしまったな。)しかし悩みが解
決する曲かあ。聴いてみたいなあ。どんな歌詞だったんだろう・・・・・。
枠にはめられた孫の将来不安 10/8 69才
投稿人の小4の孫は小さい時からマイペースの塊だったのだそうだ。幼稚園でも先生の指示
は全く無視で、教室に入る時間でも砂場で遊んでいたのだそうだ。それをその時の先生は
「やりたいだけやったら入るでしょう」と温かく見守ってくれていたらしい。さて、そんな彼も小
学校に入学し、やはり最初の頃は学校からたびたび呼び出しがかかるほどだったらしい。
しかし、4年も経つと『人並みの囲いの中に入って』行くことができるようになったのだそうだ
が、
「私は、個性とか創造性とかは見事に摘み取られ、(中略)子供らしさはど
こかに追いやられ、先生の手の内に入っていくのがある面では寂しくも恐
ろしくもあるのです。」
どっちかって言うと投稿人のその考えの方がイヤだなあ。言う事がきけない子供を「個性」と
取るか、「しつけがなってない」と取るか。前にも書いたがスーパーで走り回る子供を『元気が
いい』『楽しそう』と取るのは親とかジジババだけだ。店に並べられたものを(触ってもいいもの
は除いて)平気でガチャガチャと触る子供に『子供なんだから当たり前』と思えるのもそう。
『子供だから』『子供らしい』はどこまで通用するのだろう?それが今、曖昧すぎると思うのだ
。「マイペース」ってのもこうなったら都合がいい言葉に聞こえるが。(怒)
夫とハイキング 汗かき山道登る
10/10 50才
ダンナさんと津島のダイミ山というところにハイキングに行った投稿人。そこで投稿人の一
言。
「山道って坂ばかり。」
その後自ら「当たり前だけど、」とつけ加えているがなかなかこんな当たり前な言葉は書け
ない。しかも心なしか乙女チック(死語)な言いまわし。もしかしたら投稿人は50才という年齢
ながらいつまでも少女の心を失わない永遠の少女(by 松田聖子)なのかも知れない。
だからと言って想像しないように。ちょっと怖い。
友達の転校機に「 いじめ」考えた 10/10 中3
まず、書き出しから。
「平和だと思っていた自分の学校も、つい先日、いじめられていた友達が
転校してしまいました。」
平和じゃないじゃん。「いじめられていた友達」がいるではないか。どこが平和なんだ?そし
て、
「詳しいことは分からないけど『精神的につらかった』と先生は言っていま
した。」
何で??何で「詳しいことは分からない」のか。詳しいことも何もないだろう。「いじめられて
いた」その事実だけで十分だと思うが。
そして、極めつけ。
「私はいじめられたことがないので、その子の気持ちは分からないけど」
私は投稿人自身のことが分からない。これは経験してなかったら分からないことなのか?想
像力ゼロか。それとも「いじめ」ということがどういうことか分からないのか。
その子が転校してしまってから、この投稿人はいろいろなことを考え、すごく悔やんだらしい。
しかし、悔やんだ末の文章がこの程度なのだ。多分、その子が受けた痛みは何も理解できて
いないだろう。
「ちまた」側もこの投稿は単なる「いじめ」を考えるいい投稿として載せたのだろうな。私のよう
なヒネくれた人間が読んだらこんな風にツッコミどころ満載だ。
しかし、考えて理解できないことか?理解しようとしてないのか。無意識に。自己防衛のため
に。それもありえるか。それが日常化すると感情がマヒしてしまうのかもしれない。この投稿人の
ように。
露天ぶろで飲酒注意にイエース 10/14 53才
数点並ぶ「ちまた」欄の小見出しの中で、一番に目が行ってしまった。こっ、これは!と思い
ながら読むと、私の期待を裏切らない投稿であった。しかし、あまりのベタさ加減にこれは何か
のワナかと思わずツッコむのを躊躇したくらいなのだが。
投稿人がリハビリを兼ねて露天風呂に行った時のこと。そこには外国人(男性1人、女性2人
)、日本人男性1人の4人グループが、発泡スチロールの箱にアルコール類を満たしたグラスや
おちょこを回し、かなりご機嫌で大声(英語ではない)で盛り上がっていたのを見たのだそうだ。
そこで投稿人は、
「さて、僕は帰り際、外国人の男性にちょっとこれまた、下手な英語であい
さつをしたワケ。」
なんなんだろう、今までマジメかつ冷静に状況を観察していたはずの投稿人のこのいきなり
な軽薄口調。〜なワケ。ってなんだ一体。しかも、英語で話していない外国人男性に英語で
話しかけるとは。
「ようこそ当地へ!温泉好きなんだネ。ところでここではアルコールはダメ
なんだ。ほら放送もしているだろ、日本語だけど。それにガラスは危険なん
だよネ。次の機会はよろしく!」
だから何でここで急にこんな軽薄野郎になるワケ?ワケわかんないヨ。もしかしたら投稿人の
英語に対するイメージがこんな感じなのかも知れないナ。どうでもイイけど語尾だけカタカナに
するのは変換が面倒だナ。本当はしたくないけどやってしまう自分が悲しいヨ。
「そうしたら、その男性は大きな声で「イエース!」と答えた。どこの国の人
?それは言わぬがハナ。」
やっぱり英語は通じていないんじゃないのか、投稿人。ここは取りあえず「イエス」と言っとけ
的なニオイがプンプンするぞ。しかも最後の文章がなあ。尻すぼみである。それは言わぬがハ
ナ?